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本牧の歴史を後世に伝える資料館|三渓園の帰りにおすすめ | 八聖殿郷土資料館

2020年8月19日

HONMOKU with 八聖殿|本牧とわたし

本牧 八聖殿郷土資料館とは

本牧臨海公園に佇む一風変わった建物があります。
八聖殿郷土資料館です。
中に入ってみるとまた変わった雰囲気のある郷土資料館をご紹介いたします。

八聖殿は、法隆寺夢殿を模した三層楼八角形の建物で、熊本県出身の政治家で逓信・内務大臣を歴任した安達謙蔵氏(1864年11月22日 - 1948年8月2日)が建立し、1933年に完成、1937年に横浜市に寄贈されました。

本牧臨海公園の一角に八聖殿があります。入館料は無料です。常設展示とイベントも開催され、地域の学生が歴史を学ぶ場所でもあります。
本牧臨海公園は三渓園に隣接しており、本牧ふ頭から根岸の海(京浜工業地帯)を眺めることができます。三渓園からの帰り道におすすめです。

八聖とは

八聖殿には8聖の像が祀られています。
キリスト、ソクラテス、孔子、釈迦、聖徳太子、空海、親鸞、日蓮(写真左から)
もともとは精神修養のための施設として建立された経緯からこのような像があるようで、郷土資料館の雰囲気と異なるところがあります。

郷土資料の展示 本牧の子どもたちが歴史を学習

展示は、「農具と漁具からみる先人の暮らし」をテーマに、1階には、「漁村の祭りとくらし」として横浜市内の漁村で使われていた漁労具が展示されています。
展示品の中心は、<漁村の暮らし漁撈のようす><ノリ用具><疫災を海に流して・本牧神社のお馬流し>で、本牧・柴の漁労具を中心に埋立て以前の横浜市域の漁業のようす、海苔の生産に関わるさまざまな用具(海苔とりベガ舟・海苔升、海苔しび等)、潜水、覗突漁に使用した用具(ボーチョー・ツキ等)、和船の建造や修理に使用した道具、漁網、イケスなどを展示しています。
また、茅でつくったお馬を海に流すことによって、人々の無病息災や大漁・豊作を祈願する、中世から続くとされる本牧神社の神事「お馬流し」の模型も展示しています。

2階には、「農村の暮らし」をテーマに、<明治の農家・旧松沢家と生活用具><繭から糸をつむいで><耕作から収穫まで>として、明治初期の古民家(旧松沢健三家主屋)の一部を移築復元し、横浜市内の農家が、稲作・養蚕・わら加工に使用した用具(トウミ・ウス・センプーキ・マンゴク等)を中心に農村の暮らしのようすを展示しています。
また、展示室奥には、八聖像がおかれ、建物の名前の由来となっています。
屋外展示室には、醤油製造の釜や器具が展示されています。
旧漁村・旧農村で使用していた用具・道具を通して、人々の衣・食・住・信仰等生活の様子を知ることができます。

2020年6月20日から一部リニューアルし、本牧あおぞら博物館として、24時間365日開催しております。

本牧 八聖殿郷土資料館 アクセス

URL https://www.sites.google.com/view/hasseiden

開館時間:9:30~16:00
休館日:第3水曜日(祝日の場合翌日)、年末年始他
入館料:無料
住所:横浜市中区本牧元町76-1
TEL:045-622-2624

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