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本牧とわたし

HONMOKU with 下村観山

2020年8月9日

下村観山とは

下村観山(1873年〜1930年)は、紀州徳川家に代々仕える能楽師の家に生まれました。
幼い頃から狩野芳崖や橋本雅邦に師事して狩野派の描法を身につけ、1889年に東京美術学校に第1期生として入学しました。
東京美術学校では、岡倉天心の指導のもと、おもに日本美術院で活躍、近代日本美術の形成期を横山大観とともに担った大家として知られている作家です。

三渓園と下村観山

下村観山は、1913年には実業家の原三溪の招きにより、横浜の本牧和田山に終ついの棲家となる居を構えた、本牧ゆかりの画家です。
狩野派の厳格な様式に基礎を置きながら、やまと絵の流麗な線描と色彩を熱心に研究し、さらにイギリス留学および欧州巡見による西洋画研究の成果を加味し、気品ある独自の穏やかな画風を確立しました。
下村観山の作品は横浜美術館や東京国立博物館に所蔵されているほか、本牧三渓園でも見ることができます。

下村観山顕彰碑

本牧山頂公園の下村観山邸跡地の「ひざくらの丘」は、『観山広場』としてドッグランや横浜市中区保育園対抗駅伝大会会場として有名です。
1998年、記念碑「下村観山先生顕彰碑」が建てられました。
この碑は、東京芸術大学学長の澄川喜一氏の作品です。
お散歩に適したこの公園で本牧の芸術を感じてみませんか?

本牧山頂公園

本牧和田山にある約22ヘクタールの公園。山頂公園の名の通り、見晴らしが良く晴れた日にはベイブリッジや本牧ふ頭、根岸湾や富士山も臨めます。
ドッグランやバーベキュー施設、レストハウスがあります。イオン本牧と隣接しており、ここで食料を調達して公園へそのままお出かけできる市民の憩いの場です。
本牧山頂公園ホームページはこちら

本牧山頂公園のドライバレルについての記事はこちら

アクセス

まとめ

本牧には身近に感じることのできる芸術がたくさんあり、芸術の街でもあります。
ぜひ、近くまでお越しの際は、足を運んでみてはいかがでしょうか。

【参考出典】
横浜美術館(https://yokohama.art.museum/special/2013/kanzan/

【下村観山を知るおすすめルート】
三渓園~本牧神社でお参り~山頂公園のひざくらの丘へ!(本牧神社裏手はすぐ)

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